2008年5月20日
維新の旅
先週は、山口県萩市から話題の宮崎県宮崎市までの旅に出た。
萩では吉田松陰から、少し離れた益田町ではMランドでそれぞれ人材育成についてのセミナーに参加。
その後、一日空いて宮崎市にて会議&ゴルフがあったので、知覧に行きたかったこともあり少し足を伸ばして鹿児島へ。
歴史はそれほど詳しくないので行くまで知らなかったが、萩は長州藩、鹿児島は薩摩藩と、結果的に明治維新の立役者達の地を巡ることになった。
明治維新は、江戸幕府による幕藩体制に不満を持ちその体制を変えようとした志士達が起こしたもの。
その時と同じくらいの変革が今必要だと思う。
これからは政府から民へ、企業が政府の役割も担うくらいの公共的な存在になっていくのではないかと思う。
それには企業に大志が必要である。
維新の志士達は、高い志と命を懸けてもそれを貫くという想いと行動が伴っていた。
知覧の特攻で散った若者の手紙にも相通じる想いが綴られていた。
武士の時代から引き継がれていた日本人としての誇りが戦後の経済発展と共に失われていったのだろう。
今の時代、本当に命を懸けるということはないかも知れないが、命と引き換えにしてもこれだけは貫くという志と覚悟は必要だと思う。
その先にはそれぞれの生まれた意味がきっとある。
遠足か修学旅行か分からないが、維新の地や知覧で数多くの小学生や中学生が見学していた。
知覧の特攻隊の話を聞いて涙する中学生をみて、「こんなところに修学旅行にくるのと、ディズニーランドに修学旅行に行くのとでは、将来の生き方も変わるだろうな・・・。」と思った。