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2008年3月12日

期待値を下げる

以前は社員に対して、よく文句を言っていた。
不満もいっぱいあった。
「人はほめて育てる」そんな言葉を何度も耳にしたが、「そんなことを言っても、ほめるところがない!」そう思っていた。

ある日、なぜかふと思った。

「期待しているから、期待通りにいかないとがっかりしたり、腹が立つ。期待しなければいいのでは?」
「でもそれは相手のことを良く思っているイメージを下げるということになる。言い方を変えれば相手のことを馬鹿にするという事ではないか?」
「それでも怒られるより、ほめられた方がいいよなー。」

誰かに「あの店の○○はすごくおいしいよ!あそこの○○を食べたら他の店では食べられない。」という評判に期待して行ってみると、がっかりすることがある。

がっかりまでいかなくても、「そんなに言うほどでも・・・」という印象になってしまう。
「感動」を売りにしているような店は特に期待が高すぎて、他の店では「凄い」ことでも「普通」になってしまう。

自分のためにも相手のためにも期待値は低い方がいい。

期待していなければ、ちょっとしたことが「喜び」に変わる。
「凄いな!」「ありがとう!」という言葉も出やすくなる。
期待値=当たり前度、とも言える。
「これくらい出来て当たり前」「こんなことは知ってて当たり前」「これくらいの事はしてくれるのが当たり前」「こんなことは気がついて当たり前」当たり前度も低ければ低いほどいいと思う。 それに関連して。

ある程度調子よくいっている会社の経営者というのは、ついつい自分の会社の自慢をする傾向がある。
それはそれで悪いことではないのだが、いいことを言うなら失敗事例やうまくいっていないところも付け加えた方がいい。
でないと自ら上げてしまった期待値で信用を失うことになってしまう。
そんなに完璧な会社はそうそうあるものではないのだから。

もちろん、うちはまだまだです!自分もまだまだですよー!

期待値は上げないで下さいねー(^_-)

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