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2007年5月19日

原因と結果

「金の斧と銀の斧」という童話があります。
きこりがうっかり池に斧を落としたら女神が出てきて・・・というあれです。
最近この童話をよく思い浮かべるのですが、人生ってそんなものだと思います。

正直者のきこりは、斧を池に落とす前から正直者でこつこつと努力してきました。
池に落とした時、自分の斧が返ってきただけで感謝感激だったのでしょう。
そんなまじめさ正直さに感動した女神は金の斧も銀の斧もあげたくなってあげました。
でも普段から楽して儲けようというような気持ちをもったきこりが金の斧欲しさにわざと池に自分の斧を投げ入れたら、結局は何ももらえず自分の斧さえ失ってしまいます。

結果ばかりに目がいって、みんな結果を求めすぎます。
結果はあくまで結果であって、その結果につながる原因が必ずあります。
求める結果になる原因に一生懸命努力しつつ、でも結果は求めず期待もしない。
一見矛盾しているように思いますが、結果につながる努力をしていたら必ず結果はついてきます。

人は欲しいものを「得よう」「得よう」とします。
もっといくと「奪おう」とまでします。
不思議なことですが、得ようとすればするほどと得られないのが現実です。

何か情報がほしかったらまず自分が情報を発信しなくては情報は入ってきません。
お金がほしかったら「労働」を提供するか、何かに投資する、つまりお金を出すかです。
人に認めてほしかったら認められるようなことをしなければ認められません。
やまびこは声を出すから返ってくるのであって、声を出さなければ返ってきません。
原因があって結果がある。
これが原理原則です。

自分の想定した結果が得られないから当てはまらないと思う人も、それはもともとの種が違っていたか、ちゃんとした実になるような手入れをしなかっただけの話です。

「今」という結果を作ったのはすべてそれぞれの「私」です。
「今」の結果が嫌なら、すぐにでも変えられる力をそれぞれの「私」は持っています。
要はそれを信じるか信じないか、つまり自分を信じるか信じないかです。

正直者が最後は勝つ!そんな世の中にしていきましょう!

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