BLOG

2007年4月21日

コンプライアンス

今、企業のコンプライアンス(Compliance) が問われていますが、そもそもコンプライアンスとは何なんでしょう?

一般的には「法令遵守」というニュアンスで受け取っていますが、辞書で調べると、Compliance=(要求や申し出などの)応諾・承諾・受諾、柔順、盲従、屈従とあります。
法律やルールを守るのは必要なことですが、法律やルールに何の疑問も持たず、ただ従うだけが果たして正解なのでしょうか? そもそも法律やルールはなぜ必要なのでしょう?
法律やルールがないと人の嫌がることをしたり、人に迷惑をかけたりする人がいるから、そういうことをしないための基準が法律やルールだと思います。
ただ「○○をしてはいけません!」だけでは機能しません。
「○○をしてはいけません!もしそれを守らなかったら××という罰を与えます!」と決め、それを実行することでルールが守られます。

確かにある程度のルールは必要だと思いますが、最近の「コンプライアンス」という言葉は、世間から自分を守るためのある種の「逃げ道」のような気がしてなりません。

人として本当に守らなければいけないのは「人の道」です。
それは道徳やマナーやモラルという言葉に置き換えてもいいかもしれません。
ルールを守ること=人の道を守ることではないと思います。
もっと言うと「人の道」を守るためにルールを破る覚悟も必要だと思います。
強い者に従わなければいけないルールか、弱い者を助けるルールか、その見極めが重要だと思います。

決して優等生の集団ではありませんが、「強きをくじき弱きを助ける」そんなことに重きを置く会社が一社くらいあってもいいでしょう!

トラックチャーター便
鈴鹿・亀山・引越