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2008年6月13日

なぜそんなに気を使うの?

初の新卒採用にチャレンジする為、ハローワーク主催の「雇用主会議」なるものに初めて出席した。
新卒採用の段取り的なことは把握できたので、後はいかに環境を整えるかだ。

その中で、面接時の不適切な質問内容ということで例が紹介された。

1.思想、信条等に関する質問 ・あなたの信条は?
・学生運動、労働組合をどう思いますか?
・政治・政党に関心がありますか?
・尊敬する人物、自分の将来
・愛読書、購読新聞、新聞記事
・家の宗教

2.家の資産、家族の収入に関する質問
・土地はどれくらいあるか?
・住んでいる家や土地は自分のものですか?
・家族の収入
・学費の支出

3.家族の職業に関する質問
・父の職業、会社名、役職
・家の家業、家族の職業
・両親は共働きか?

4.家の所在地や環境に関する質問
・家はどの辺にありますか?
・住んでいる環境
・家庭の雰囲気、家族状況
・転校の経験
・保護者の学歴及び状況

5.本籍地等に関する質問
・本籍地はどこですか?
・生まれたところはどこですか?
・生まれてから現住所に住んでいますか?

6.その他
・当社に知人がいますか?どんな関係ですか?
・あなたの長所と短所を教えて下さい。
・父の人柄
・結婚・出産後も働けますか?
・今、つきあっている人はいますか?

明らかに「そんなこと聞くか?」という質問もあるが、「それは聞くやろ!」という質問もある。

同和問題などの人権問題に関しての配慮らしいが、外国人もいっぱい働いている社会で、いまどきそんなことを差別する会社に未来はない。

男女雇用均等についてもおかしい。
誰がなんと言おうと男と女は違う。
どれだけ男が頑張っても子供は生めない。
そもそも役割が違う。
どちらも無視していい問題とは思わないが、根本的に人に対する配慮がかけているから問題になる。

考え方、価値観など、そもそも人はみんな違う。
違うからこそ共感できる人には親近感がわく。
価値観が似た人といると楽しいし安心する。
逆に価値観の違う人と一緒にいると楽しくないし疲れる。
仲間として想いを共有できるかできないかは、仕事をする上では重要なポイントだと思う。

多分、一般的な企業の担当者は、「おかしいなー」と思いつつ、言われたことを忠実に守っていると思うが、それでは本当の意味での企業の社会的責任は果たせない。

単純に、自分が幸せになれると思う会社へ就職し、幸せにしてあげたいと思う人を社員にすればいいんじゃないの?

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