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2010年6月15日

本当に悪いことって何?

最近のニュースは、角界と政界のスキャンダルというか荒探し合戦。

昨日は力士達が賭博をやったのやらなかったのという話。
賭博と聞くといかにも怪しい世界の話のようだが、何かを賭けるというのは日常茶飯事ある。
何かで今日のご飯代を賭けるとか、お金を賭けるとか。

厳密に言えば法律的には犯罪になる。
でも、人間そんなにきれいに生きられるだろうか?

暴力団との関わりがどうとかいうが、法的に則っている集団かどうかという違いはあるものの、所詮、今の世界はパワーバランスで成り立っている。
法律を作れる側が正しくて、それに従わなければいけない側がその法律からはみ出た行為をすると罰せられる。

麻は、木に代わる材料として有効な植物で、麻をもっと利用すれば森林伐採を止めることができるというのは、何冊かの本で読んだ事がある。
でも、その麻の花や葉からは薬物の大麻が出来、今の法律では麻を栽培するだけで罰せられるが、戦前の日本では罪にはならなかった。

もし、本当は大麻は言うほど有害なものではなく、木を材料にしておいた方がいい人の人数が多く、その人達の利権が絡んでいて、権力を持っているとしたら・・・。

世の中で我々が知っていることの何が正しくて何が真実かは分からない。

賭け事をするよりも、目の前にいる人の事を無視したり、馬鹿にしたり、いじめたりすることの方が、よっぽど悪い事のような気がする。
深い深い愛情のもとで殴ることがあったとしても殴れば犯罪になる。
逆に愛情はまったくなく殴りはしないが、非常に冷たい態度や対応をしても決して犯罪になることはない。

どちらの方が正しいことなのだろう。
誰も自分以外の人間を罰することはできない。
本当に正しい事があるとすれば、いつも自分に正直で、自分の行動のいつのどの場面を知られたとしても、何の心の曇りもなく正々堂々とできるかどうか。

犯罪者扱いをされ、キリストのように十字架に架けられることがあったとしても、天地天命に誓って間違ったことはしていないと思えるのなら、その人にとっては正しい事を全うしたということになるだろう。
ただそれでも他の人の正義になるとは限らない。
賭博も事務所費で少女漫画を買ったのもどうでもいい。

それより世界中から争いをなくし、不当に虐げられている人達を解放し、お互いを尊重し合える平和な世界になることに真剣になった方がいいと思うよ。

とりあえず自分の身近なところから争いをなくし、筋の通らないことは筋の通るようにしていきたいと思う。

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