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2010年4月5日

自信の奥にある言葉

小学生の頃、家族で北海道に行った時に、札幌のクラーク博士の銅像を見た。
そこに書かれてあったのか、その場で誰かに聞いたのかは覚えていないが、「Boys be ambitious!(少年よ、大志を抱け!)」という言葉に感銘を受けた。

その頃から「志」って何だろう?と考え始めた気がする。
高校を卒業して就職した会社で、新人研修が終わってしばらくした頃、所属部とは関係のない班の班長さんに「君は何か持っている。早く頭角を現してこいよ!」と言われた。

聞いた時は頭角って何か分からなかったので家に帰ってから調べたら、「人より抜きに出る」というような自分をよく見てくれて言ってくれた言葉だと知り、何か自分が認められた気がして嬉しかった。
その頃から、どこで頭角を現そうかと考えてきた気がする。

21~22歳の頃、會祖母が98歳という年齢で亡くなった。
その頃、次の就職先で実家から離れて寮生活をしていたので、死に目には会えなかった。

葬式が終わって家族で話をしていた時に、死に際に心配事などを話していたという話を聞いた。
嫁いだり分家したりした自分の子供や孫についての話が多かったという話を聞いて、「うちの事は何か言うとった?」と尋ねた自分に、「うちは辰実がおるで大丈夫って言うとった」と聞いて、自分の未来に自信を持った。

それぞれはそこまで意図して言った言葉ではないはずだが、振り返ってみると、「もうダメか」と思った最後の最後に諦めずにへこたれずに頑張れたのは、そんな言葉があったからだと思う。

言葉の力って凄いと思う。
意図せずに言った言葉が、誰かの励みになることもあれば、ネガティブな傷になるかもしれない。
自分の発した言葉が誰かの人生に大きく関わることもあるのだろう。

自分は励みになる言葉かけがちゃんと出来ているのだろうか?

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