2008年11月18日
環境問題についてふと考える
十数年前に地球環境の現状と未来に予想されることを知って驚いたと同時に危機感を持った。
何かできる事はないかと考えて、環境に優しいものを広めようとしたり、啓蒙する為のセミナーを開催したりした。
その後、仕事や生活の中で取り入れられることをやってきた。
未来に向かって何かをすることは大切なことだと思う。
でも世界には今日を生きられるかどうか分からない数億人とも十数億人とも言われる人達がいる。
安全な水があったら、衛生面が整った住まいがあったら、少しの食料があったら生き延びられる人達がいる。
今を生きるのに何不自由なく過ごせる人達が、そんな生活を続ける延長線上にある環境問題ではなく、今を生きるのがやっとの人達に安心と希望を見出せる環境こそ、もっとも早急に取り組まなければいけない環境問題ではないだろうか?
生きるということ以外に不安や不満が言える事は幸せなことだと思う。
自分の将来や老後の生活が不安と言いながらも今日はとりあえず安全な環境でご飯が食べられて眠りにつくことができる。
そんな事が誰かにとってはむちゃくちゃ贅沢なことなんだと思う。
自分の未来に希望が持てて夢が語れるというのは本当にありがたい奇跡的なことなんだろう。
そんな贅沢なことが出来る人達には、世界中から生きるということに危機を感じる人を無くす義務がある。
今、自分が何をすれば、平和ですべての人が安心して暮らせる世界に近づけるのだろうか?