2009年10月18日
自分探し
意見に左右されることと意見を聞くことは意味が違う。
自分の考えがしっかりあり、誰かの意見を聞いて、なるほどと思って取り入れるのはいい。
でも、自分の考えもなく、深くも考えず、ただ誰かの意見に従うのはダメ。
多くの人は「自分が正しい」と思っている。
正しいから相手のために「良かれ」と思って意見してくれる。
言われた方もそれが分かっているから、反論せずに飲み込みがちになる。
特にいい人ほど・・・。
自分を見失うというのは苦しいことである。
相手の「良かれ」と思う善意を受け入れつつも、自分の意見を伝えるのも良好な人間関係を保つには大切なことだと思う。
かといって、意見が食い違う場合に、自分の意見を押し通し過ぎてもいけない。
あまりに食い違う場合は、実害がない限り、自分の意見は飲み込んだ方がいい。
肝心なのは、相手の意見を変えることではなく、自分の「芯」や「軸」を鮮明にすること。
真逆の意見ほど自分の「芯」や「軸」を明確にしてくれる。
一人として同じ人はいない。
いろんな意見があるから面白い。
そういうことを繰り返して、自分というものが確立していくのだろう。