2010年2月13日
理解と共感
人の話を聞いて答えるというのは、耳から聞いて口から言葉を発するということだが、耳から口までの経路によって言葉の重みが変わってくる。
耳で聞こえたものを、頭で考えるということを通さずに、ほぼストレートに言葉に表す。
話をうわっつらで聞いていて、聞いてもらっているとは思えない、「右から左へ」という状態。
耳で聞こえたものを、頭で考えてから言葉に表す。
理論的には理解できる言葉として返されるが、どうも納得できない、腑に落ちないという状態。
耳で聞こえたものを、心に落とし込んで感じたことを言葉に表す。
気持ちがわかり合える関係なら問題ないが、気持ちが少しでもずれると感情的になってしまう。
耳で聞こえたものを、頭で理解し、心に落とし込み、感じたことを相手が理解しやすいような表現に頭で変換し、言葉に表す。
そういう風に会話ができれば良好な人間関係が築けるだろう。
一般的に、男は心に落とし込まず、女は頭で考えない。
男と女、陰と陽、プラスとマイナス、感情と理論。
それぞれが正反対ではなく、同じものの表と裏。
だからバランスが大切。
理解するだけではなく、共感するだけではなく、理解も共感も出来て初めて「納得した」「腑に落ちた」という状態になれる。
そのために、耳→頭→心→頭→口という順番で言葉を回していってみよう!