2009年3月21日
熟成できる組織
親になって最初の頃は子育てをしていくという感覚だが、子供が大きくなるにつれて実は子供のおかげで自分が親として育ててもらっているという感じがする。
子供が小さい時は、親の意見を押し付けても通っていくが、中学生にもなるとそうはいかなくなる。
高校生になると大人として対等な目線で見られる。
考え方と行動の矛盾をついてくる。
そのたびに自分の言葉や行動を正さなければいけなくなる。
親の年令が同じでも、自分の子供の年令によって考え方も変わってくる。
幼稚園児がいる親と高校生がいる親とでは、小さい子がいる親の方がやはり親としても考え方が幼い気がする。
会社も同じことが言える。
20代しかいない会社と、20代から50代までいる会社とでは、会社としての考え方の重みが違う気がする。
当然、創業10年の会社と創業100年の会社も重みが違う。
年をとればいいかといえばそうではないが、年配者には年配者の経験があり智恵もある。
時を重ねなければ出来上がらないものがある。
深みや味わいというのがそれではないか。
社会人一年生がやがて親になり、親として深みのある人になっていくような会社。
そういう幅広い世代が混在してお互いが刺激を受けられる会社でありたいと思う。