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2008年9月2日

楽しくなければ会社じゃない

(堀貞一郎著 プレジデント社 1,600円)

 題名に惹かれて買ったが、予想以上に中身が濃く、大阪万博や東京ディズニーランドをプロデュースした著者の想いが伝わる内容だった。

 今までの社会を工業化社会、これからの社会を情報化社会(=コミュニケーション社会)という観点から、工業化社会的な考え方・情報化社会的な考え方を具体的な実例をあげて解説している。
 IT化を進めていく事で、機械に使われるのではなく、機械を活用し、人がお客様一人一人に満足いくサービスを提供する事に集中できるシステムを作っていく。お客様の個性に対応するのはもちろん、働く側・企業側の個性も磨き、独創性が生きる社会になっていく。
 お客様といかに感動を分かち合えるかがキーワード。

 自分も常々、仕事は楽しくするものだと思っている。それは単に気楽に楽しくという意味ではなく、何かの形で誰かに喜んでもらえる事を提供する事が仕事であり、その事に喜びを感じる人達が、充実した仕事をする事ができ、また、よき人生を送れると思う。そういう人達ばかりの会社であれば楽しくない訳がない。すべての会社がそういう会社になればどれだけ楽しい世の中になるだろうか。
新たなやる気と確信を得た一冊でした。

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