2009年12月4日
本心を伝えられない理由
人に自分の本心を言えないのには、二つのパターンがある。
一つは人に苦言を言う場合。
人に注意したり、叱ったりする時に躊躇するのは、相手のことを考えているからではない。
自分が相手にどう思われるかを気にするか、相手から嫌な反応をされるのを怖がっているということが多い。
相手を傷つけないというよりは、自分が傷つかないように気を使うから、なかなか本当のことが言いにくい。
もう一つは、自分の心の中にやましい気持ちや後ろめたい気持ちがある場合。
この時は、どういう言い方をすれば、後ろめたいことを隠して伝えたいことが伝わるかを考える。
でも、本心を隠すような言葉を選んでも、よほど鈍感でない限り、相手は何か違和感を感じる。
どちらにしても、自分を良く見せたいという想いが、本心を見せなくさせる。
結果的に人間関係もぎくしゃくさせる。
相手がどう思おうが、自分の心はいつもスッキリした方がいい。
その方が自分らしく、かつ、思いやりのある行動ができるから。