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2008年5月3日

成長のプロセス 2

受精して人間の赤ちゃんとして生まれるまで、十月十日かかる。
一つの細胞が分裂し、魚のような形から手や足が生え爬虫類のような形へ。
その後色々な生物の進化の道を辿り、人間の赤ちゃんとして誕生する。
たった約十ヶ月で、生物が進化してきた何億年(何十億年?)の過程を経験する。

会社が成長していく過程も同じことが言える。

どんな会社も一人、もしくは数人規模で誕生する。
時流やニーズに合えば規模が大きくなり、社員も数十人から数百人、数万人規模にまで成長していく場合もある。
最初は自分の事だけ考えていたらよかったものが部下が出来、その部下にも部下が出来、そのまた部下にも部下が出来と組織が大きくなっていく時の心の葛藤や迷いは誰しも感じるところである。
先頭を行くものが10年かかって乗り越えた壁を、次に来るものも同じように10年かかっていては、会社としての成長は無い。
最初が10年なら次は5年、その次は2年、1年、1ヶ月と同じプロセスや心の葛藤を体験させながらも、より早く乗り越えられる仕組みを作ることが、本当の意味での会社としての進化だと思う。

今の会社と言うのは、その大切な経験をなくして、いきなりその結果だけが得られるという仕組みになっているところに問題がある。
これは人生ということにおいても同じことだと思う。

「子供叱るな、自分の来た道。年寄り嫌うな、自分の行く道。」という言葉があるが、人間として経験が必要なことは、痛かろうが痒かろうが体験させるしかない。
体験しなければわからない。
見守ることも大変だがこれもまた経験である。

「部下を叱るな、自分の来た道。上司嫌うな、自分の行く道。」 まっ、色々大変だとは思いますが、それぞれの立場で、各自楽しんで下さいな!

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