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2007年7月6日

ご先祖さま

自分のおじいちゃんやおばあちゃんが近所の嫌われ者でなくてよかったとつくづく思います。

田舎に代々住んでいると、各家のご先祖のみなさんの行いが、よくも悪くも「今に繋がっているなー」と感じることが多々あります。

自分が二十二歳になるまで、我が家には二人の「おばあちゃん」がいました。
祖母と祖祖母です。

子供の頃、我が家には「牛」がいました。
少し離れたところでは「豚」を飼っていて、そこにはよく吠える怖い犬がいました。
祖母は家を拠点にしていたので「牛のばあちゃん」。
祖祖母は怖い犬のいる小屋を拠点にしていたので「犬のばあちゃん」。

小さい頃から、母親も働きに出ていたので、子守はいつもその二人のばあちゃんでした。
そこには嫁姑の世界もあり、おばあちゃんの友達の世界もあり、色んな人間模様を感じて育ちました。

昔話もよく聞きました。
昔話といっても、うち(我が家)や近所にまつわる昔の話。

よく「戦後の日本は・・」という戦後は、歴史的にいうと「第二次世界大戦後」。
牛のばあちゃんから聞く話は「第二次世界大戦」。
犬のばあちゃんから聞く話は「日露戦争」

そんな昔の話で「あそこのおじいさんは・・・・」「あそこの家は代々・・・」という話をよく聞きました。

うわさ話というのはいい話よりよからぬ話の方が多いもの。
よく話を聞くうち(家)は活気のあるうちよりはどちらかというと暗いうちの方が多かった。
昔は繁栄を極めた家でも、その当時にあまり人様のお役に立つやり方で商売をしていなかった家は、あまりいい方向に向かってはいません。

今から考えて100年くらい前の出来事が、未だにその家に影響を与えています。ということは、自分の行いが、自分の死後100年位先の子孫に影響を与える可能性もあるということになります。

いい基盤を作ってくれたご先祖様に感謝。
自分も未来の子孫にそう思ってもらえる先祖にならなくては!少し遠い話すぎたかな!?

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