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2010年3月2日

「見える化」の先にあるもの

去年からISO9001認証取得に向けて取り組んできたが、来週には審査があり、いよいよ大詰めを迎えている。

これまで整理されてこなかったことが、ISOに取り組むことで整い始め、流れがスムーズになりつつある。
この数年、世間的にも「見える化」ブームである。

誰もがパッと見てわかるようにしていくのが見える化。
大変意義のあることだと思うし、うちもできることはドンドン「見える化」している。

しかし、である。

世の中にはあやふやにしておいた方がいいこともある。
どうしても表現できない「感じる」「察する」が必要なこともある。
というよりも、「見える化」が出来ることはほんの一部の表面だけで、多くはイメージの共有や共感ということが必要になってくる。
あまり「見える化」に頼ってしまうと、考えない・感じない人間を作ってしまう気がする。
また、簡単に分かる・出来るが、コミュニケーションをとる機会を少なくしてしまうこともある。

人と人は、非効率な面倒臭いことを積み重ねれば積み重ねるほど、関係が深まっていく。
そんな簡単に「見える化」できない、それが人の心というものだろう。

簡単に出来ることは簡単にしていく。
誰でもわかるようにドンドン「見える化」を進めていく。
でもそれは、もっともっと人と人が「関わり合う」ということに時間をかけるため。
「ほっといてくれ!」というくらい誰かに関わる時間をつくるための効率である。

もっともっと、おせっかいなうっとうしい会社にしていくぞ!

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