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2011年2月25日

自己責任

少し前のニュースで、駅のホームでの転落事故が多くなってきているので、ホームに柵を取り付ける動きになっているということを言っていた。
その少し前は遊園地で大人が乗り物から落ちて亡くなったという報道があり、アルバイトの子の責任や管理者責任を声高に叫ばれていた。

経営者側の人間として考えた時、自分が関わる仕事で怪我などが起こらないように万全な対策を打つのは当たり前で、鉄道関係の経営者なら柵をつけるだろうし、遊園地の経営者ならアルバイトにもその辺の教育も徹底するだろう。
でも、客の立場の人間として考えた時、そこまでを企業側に求めるのはどうなんだろう?と思う。

よく行く食堂で自分が食べた食事の中に短い髪の毛が入っていた。
あなたはどうする?

1.けしからんという気持ちで文句を言う。
2.親切心で教えてあげる。
3.何も言わないが、髪の毛が入っていたことがわかるようにしておく。
4.「たまにはそんなこともある」と何もなかったことにする。

髪の毛と命は比較にならないと思うかもしれないが、経営者側の気配りという点や、客としての受け止め方という点では、同じことだと思う。

今の世の中、あまりに相手に求めすぎている。
自分で防衛できることは自分の責任においてするとか、危険を察知する能力を磨くとか、寛容な心で人のことをみるとか、もっと自分の面倒は自分でみてもいいんではないかと思う。

もちろん、経営者側の人達が、そんな甘えを客側に求めてはいけない。
あらゆることを想定して、いつもお客様が満足できる状況を作るというのは、経営者として当たり前のことである。
そんなことが出来ている経営者も、客側になった時は、相手にそんな期待はしない方がいい。
最悪の店でも客として楽しみ、最悪の安全環境でも、怪我の無いように楽しめる客であった方がいい。
少なくとも自分だけはそうありたい。

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