2010年5月19日
予想力
予想するというと、試験問題に何が出るか予想するとか、ギャンブルで何が当たるか予想するということが思い浮かぶが、仕事ができる人というのは「予想力」に優れていると思う。
予測力とも言えるかもしれないが、何かをする時に「これをこうしたら次はこうなるから、ここをこうしておこう」というように、先を読む力が予想力である。
「段取り八分」というように、ちゃんと段取りが出来る人は予想力が優れている。
要領が悪い人というのは、先を読んでいない。
いま目の前に起こっていることだけに場当たり的に対処しているので、いつも忙しくしている割には、あまりいい結果を得られない。
先手先手を打っていけば物事はスムーズに進み、日々に追われることもなくいい結果に自然とつながる。
どうなりたいかどうあるべきかを常に考え、過去から現在にかけての経験値を元に起こりうることを予想して行動する。
その積み重ねが予想力を高めていく。
混沌とした時代で、先行きが見えないという声をよく聞くが、人間としてのあるべき姿はどんな時代も変わらない。
予想とは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」的なものではなく、「こうあるべき」という信念が当たる確率を上げるような気がする。
そう考えれば今ほど先が読みやすい時代はないのかもしれない。