信じる力
今の時代、危機感という名の「不安」や「緊張感」や「焦り」のような気持ちを持っていないと「いけない」的な風潮がある。
確かに危機感は大切だと思うが、現実を認識していて将来の予測を立てられているのなら、別に慌てることも焦ることもないと思う。
実際、わが社も利益が出ているという状態ではない。
今の2倍の売上高がなければまともに利益は出ないだろう。
この時代に来月や再来月に売上高を2倍にするというのはかなりハードルが高い。
来期の売上高を2倍に、不可能だとは言わないが、現実的なラインではない。
ということは、確実に利益が出せる状況はもう少し先の話になる。
でも焦る気持ちはまったくない。
不安もまったくない。
我が家には女・女・男という順序で娘二人と息子一人がいる。
娘が年頃になってくると、男親としては心配というのが一般的だと思うが、自分にはそんな感情がなかった。
でも、心配しているという親がとる行動、例えば門限をもうけるとか、行動をチェックするとかをしなければいけないかな的な気持ちから、そういうこともしてみたが、結局は途中でやめた。
不安な気持ちがないのに、わざわざ不安がる必要がないと思った。
不安や焦りは、信じていないから起こると思う。
自分の将来を信じていない、自分の子供を信じていない、社員達を信じていない、などなど。
自分を信じていれば「自信」が生まれ、人を信じれば「愛」が生まれ、未来を信じれば「夢」が生まれる。
自分に対しても人に対しても、今できる最善と思われることをやっているのなら焦る必要も不安になる必要もない。
世の中なるようにしかならない。
でも必ず自分がイメージするいい世の中になると信じている。
永田町の人達もちーとはそんな気持ちになってくれんかね。