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2009年2月18日

引き際

失態の翌日、中川財務相が辞任した。
実際の記者会見を見るまでは「またそんな小さなことに目くじらたてやんでも」と思っていたが、あれはひど過ぎた。
それでもすぐに正直な話をして詫びを入れればよかったものを、言い訳に言い訳を重ねた。
一連の失態を考えれば、帰国後すぐに辞任しなければ収拾がつかないのは、素人でもわかった話。
それを職務をまっとうするの、予算確定後に辞任するの、挙げ句のはてに結局辞任。
かなりカッコ悪い。

高校生の頃、アルバイトをするようになって、そのバイトを辞める時にいつも親父に言われたのは、「翔ぶ鳥あとを濁さず」「終わりよければすべてよし」ということだった。

色んな人を雇ってきたが、辞める時にきれいに辞めていかなかった奴は、思い出すと嫌な感情になる。
もし何かで困っているという話を聞いても、進んで力になってやりたいとは思わない。

引き際、別れ際というのは、その人の本性や器が見える。

チェンジの時代、権力を持った人やこれまでの時代を築いてきた人が代わる時。
いつまでもその座にしがみつかずに、潔く身を引いて次世代にバトンを渡す。
それがこのカオスから抜け出る一番の近道だと思う。

まずはうちらの業界からやってみたらどうよ?そうしたら、この業界が日本の主役になれまっせ!

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