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2008年11月28日

上書き

パソコンの仕組みはよく脳の仕組みになぞられる。
脳の機能の方がはるかに優秀だが、脳にもあればいいのにと思う機能がパソコンにはある。
それは「上書き」。

親、兄弟、夫婦、隣人、ご近所、友人、同僚、上司、お客さんなど、引きこもらない限り、毎日いろんな人と接する。
みんなが自分と価値観が一緒で、自分と合う人ばかりならいいが、真逆の人もいる。
よく似た価値観で基本的には合う人でも、接する時間が長かったり、身近になればなるほどお互いわがままが出てぶつかる。

人は一瞬で変わる。
いつでも自分の内面を変えることはできる。
でも、誰かに対していだいた印象はなかなか更新できない。
どうしても過去の印象が残ってしまう。

人は誰しも自分のことを認めてほしいものだ。
そういう想いが根本にあり、自分を認めてくれていないと感じる言葉や行動を嫌う。
結果、悪いのは相手ということで落ち着く。

わざと相手が嫌がることをする人は意外と少ない。
ほとんどが相手が嫌がっていることを知らないから言ってしまう、やってしまう。

嫌なことを「嫌!」とちゃんと伝えてみると、相手の印象が大きく変わることがある。
パソコンほど簡単にはいかないが、自分の気持ちを相手に伝える勇気が、「上書き」のスイッチなのかもしれない。

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