2008年11月27日
過去から未来への流れ
夕べ、NHKの「その時歴史が動いた」という番組で、大阪夏の陣で起こった悲劇について語られた。
徳川家康が豊臣家を滅ぼし、天下統一を完成させた戦いのウラには、多くの罪のない人達の犠牲があった。
その後約260年は平和な日本が続いたが、明治維新前後には再び日本人同士で戦争があり、日本人同士が殺しあわなくなって、まだたかが140年程しか経っていない。
大昔は、となり村同士、部落間や部族の違いで争いをしていた。
それが今でいうと市と市、県と県、国と国というように長年かけて小さい単位から大きい単位へまとまり、大きいまとまりの争いとなり、規模も大掛かりになっていった。
グリーンスパン氏の「100年に一度の危機」という発言に大きな時代の変化を感じている人も多いが、多分そんなレベルではない。世界が一つになって調和が保たれた地球になるか、争い続けるなら滅亡するかという、有史以来の歴史の転換点にいるのだと思う。
今はまだ誰かが誰かを支配するという意味の統一で世界をまとめようという流れが主流にある。
でも本当に平和な形で世界を一つにするには、人間的に優れた人がリーダーになり、お互いの違いを認め合い、協調していくという流れにならなければいけない。
いろんな事件が起き、経済も政治も不透明な世の中だが、歴史を辿ると明らかに世界は一つになろうとしている。
とりあえず批判や排除はやめて、他人を認め分かち合おう。
その先に平和な世の中がきっとある。