2008年8月23日
「楽して、儲ける!」
山田昭男著
中経出版 著者は岐阜にある未来工業という会社の創業者です。
未来興行は、経常利益が常に15%以上、それでいて休日は多い、残業はしない、社員の給与は地域No1、という会社らしいです。
共感できた部分を抜粋します。
『社長は全能じゃない。そのことを社長自身が知らなければならない。そして、社員一人ひとりが自主性と自覚を持ったプロになってこそ、会社は伸びるし、この大不況の時代を乗り越えることもできるんじゃないのか。』
『日本のモノやサービスはどんどん値下がりしていて、企業の経営環境はどんどん厳しくなっている。・・・だが、その一因に企業自身の姿勢があるのではないだろうか。・・・要は、「他社がさげるから」といって、流されるままに値段を下げるのではなく、戦略をもって価格競争に挑んでいく姿勢が必要だということなのではないだろうか。』
『会社経営のいちばんの柱は社員のやる気だ。・・・会社というものが人の集合体である限り、社員のやる気が経営のベースとなることはいうまでもないことであろう。そして、社員がやる気を起こしてはじめて、その会社の企業としての差別化がはじまり、やがて社員のやる気と会社の差別化が両輪となって、会社は大きく伸びはじめるのだ。・・・「社員のやる気をいかに起こさせ、いかに高めるか」を考えるのが、社長のいちばん大切な仕事と言える。』
結構過激な考え方の持ち主のような気がしますが、今の業界、今の我が社、今の自分の考え方と照らし合わせて、自信がつきました。
勇気を与えてくれた一冊でした。