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2008年2月7日

本当に問われていること

去年から「食」の関係での報道が頻繁にされている。
最近の話題は「冷凍餃子」一色だ。

最近のスーパーには、冷凍食品の品数がずいぶん少ないらしい。
「中国」という文字が入っていると、消費者が不安を抱くから撤去されているということだ。

我が家の弁当にも冷凍食品が大活躍しているが、冷凍食品がないころは、色んな食材を工夫したおかずが入っていた。
自分が料理をする訳ではないので文句はいえないが、食べるということには、「空腹を満たす」という部分と、「栄養をとる」という部分とあると思うが、最近の奥様方は「空腹を満たす」ということを中心に考えているように思う。

「身土不二」という言葉がある。

自分が住んでいるその土地で取れた季節の物を食べていれば、健康を保てるといったような意味のことだったと思う。
これはそれが一番体に合うという意味合いだが、売る方も買う方もお互いの顔が見える関係で商売をしていたら、そんな悪いものは作れないということもいえる。

作る方、売る方が「おいしく食べてほしい」「健康になってほしい」「喜ぶ顔がみたい」という想いをもって提供していたらこんなことは起こらない。
奥様方も同じようなことを願っていたら、冷凍やインスタントというものにはあまり手を出さないはずである。

メーカーは「とりあえず売れればいい」→「売るためには安く作らなければ」→「中国で作れば安く出来る」と思い、奥様方は「簡単に作りたい」「出来るだけ安く」を求め、お互いのニーズが合致して今の状況を作っている。

企業は何のために存在しているのか?
何のために生きているのか?
根本的なことに気がつかない限り今のような問題はなくならないだろう。
でもこのままでは世の中が成り立たない。
じゃあどうする?

基本的に人は人が喜ぶことをするのが好きだと思う。
いつも相手が喜ぶことが基準になれば、もっと住みやすい世の中になるだろう。
ややこしい理論や理屈や方法は抜きにして、単純に人に喜ばれる生き方をすればいいと思う。

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