2007年8月2日
あじわい
よく、「この○○はあじがあるなー」といいますが、その「あじ」とは何でしょう?
ここのところ、家の材料や家具など、色んなものを見る機会があります。
人工的に作ったものは展示してあるものとまったく同じものが、どこで買ってもいつ買っても揃います。
でも天然のもの・自然のものになると、木目などの模様や雰囲気が、現品とは微妙に変わってきて、そのものを見ないとわかりません。
自然に存在するものは、似ているものはあっても、一つとして同じものは存在しません。
唯一存在するものがかもし出す雰囲気、それが「あじわい」だと思います。
あじ=個性です。
人でも個性の強い人は、どことなく「あじ」があります。
この数十年、物も人も「同じ」であることを目指してきました。
同じ価値観、同じ考え方、同じであることが正しいとさえ思っていたかもしれません。
異質なものは排除し、「異質=悪」とさえ思ってきたように思います。
でも自然は同じではありません。
とすると「同じ=不自然なこと」では?
あじわいのあるものに触れると、なぜか心が安らぎます。
人も個性を存分に発揮させてあげることが、あじわい深い人間になることで、そのことが、人に勇気や元気を与えるのだと思います。
日本一個性豊かな集団にうちの会社をする=日本一あじわいのある会社にする。
んっ!これ、結構いいかも!
それをまとめるのは大変かもしれないが、今のところ楽しみの方が勝っています。
どこまで自分自身の器を拡げられるか?
それが一番楽しみでもあります。