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2007年5月10日

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売上高23兆9480億円、営業利益2兆2386億円、当期純利益1兆6440億円。
純利益率で見れば6.86%とめちゃくちゃな比率ではありませんが、売上高が凄いので金額的にみると凄い数字です。

この企業の数字が発表されるたびに「何のために?」と思います。
毎年毎年売上を伸ばすことを考え、海外に進出して車を作りまくって、売りまくって、最後は何を成し遂げたいのでしょう???

車に限らず色んな商品の色んなメーカーからニューモデルが発表されますが、そんなにコロコロ形を変える必要があるのでしょうか?
ずーっと一緒の形しかなかったら、壊れたら修理してもっと大切に使うし、ゴミも減ると思います。
今は修理したくても部品がすぐに無くなって、壊れたら捨てるしかないという物がたくさんありすぎます。

今は、消費してゴミを増やすことで経済が成り立っています。
各企業がいうように本当に環境のことを考えるなら「売るため」ではなく「必要でなければ売れなくてもいい。
本当に必要なものだけを提供する」ことを考える必要があると思います。

我社もグループの年商を2020年までに100億円を目指していますが、各スタッフが自分らしく活き活きと仕事が出来ず、誰からも喜ばれず、よりよい未来を築く方向に進まないのなら、潰れてもいいと思っています。
うち以外の同業他社が伸びる方がより多くの人の幸せに繋がるのなら、うちが伸びることは「悪」だと思うので、その時は喜んでそんな会社に吸収してもらいます。

自分のことより他人の幸せ、そんなきれいごとを言う気はさらさらありません。
自分は自分がやったことで周りの人が喜んでくれることが嬉しいから、そんな行動をしたいだけです。
人のためというより自分のためです。
結果がより多くの人の幸せに繋がる行動が出来る人でありたいだけです。

基本的に人は誰もがそう思うと信じています。
奪い合う市場占有率の「シェア」ではなく、お互いが分かち合う意味の「シェア」で競い合う企業が増えればと思います。

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