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2007年5月1日

感動より感謝

ちまたでは「感動経営」が流行っています。
私もそんなセミナーに参加したり、本を読んだり、CDを聞いたりしました。
でも何か「違和感」があったのですが、最近までそれが何か分かりませんでした。
感動を売りにしているところは、どこか「感動させよう」「喜ばせよう」という押し付け的な感じを受けることがあります。

そもそもは本当に「お客様に喜んでいただきたい」と思っていたと思うのですが、何か仕組みになってしまって、肝心の「想い」が置き去りになっているような気がします。
また、感動しないと「感性が磨かれていない」というように責める感じがあったり、感動的なサービスと普通のサービスを比べて、普通のサービスを批判するような物言いをするような人もいます。
自分もそうだったかもしれません。

「感動」って、もっと自然なものだと思います。
朝日を見て感動。
自然の雄大さに感動。
誰かの何気ない気遣いに感動。
朝日や自然は感動することを求めません。
感動しなくても批判もしません。
人の行為も意図したものではなく、さりげない・なにげない、自然な行為に感動・感謝します。

泣いたり怒ったり笑ったりという色んな感情を普通に共有できること、それぞれを認めて受け入れてあげること、些細なことに喜んだり悲しんだりしながら、大げさなことではなく、人として感謝の気持ちの持てる人になること、目指すこと、それだけでいいのではないかと思います。

「感動経営」に興味があった頃は、パフォーマンス的に考えていた気がします。
特別なことをして「感動」させるより、些細な日常の出来事に「感謝」できる会社にしていきたいと思います。

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