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2007年5月7日

IQよりEQ。EQより・・・。

IQは頭の賢さを測る指数、EQは心の豊かさを測る指数。
今はIQが高い人よりもEQが高い人を求める、また、そういう人に育てていく企業が増えています。
でも、EQを指標にするような会社、また、そのことが学んで分かる人=頭のいい人(IQが高い人)+心も豊かな人、なんだと思います。

銀行や商社、今流行のIT関連の仕事、その他一流企業と呼ばれるところで働く人種と、我々の業界で働く人種は明らかに違います。
証券マンになろうかドライバーになろうか、本人の実力ならどちらでもなれる人が迷った結果「ドライバーになった」というのは非常に稀な話です。
ドライバーをやっている人はどちらかというと「ドライバーくらいしか出来ない」という人が多いです。
あえて言うと賢い奴よりアホな奴のが多いです。
自分自身、その違いにコンプレックスを持っていた時期がありました。
「何でこんな人ばっかり・・・」「この業種じゃなかったら・・・」「いい人財さえいれば・・・」などと戯言ばかり思っていました。

賢い人は、言えば理解します。
理解したことを人にも伝えられます。
アホは、言っても理解できません。
ましてや自分の中にある何かを伝える術は持っていません。
でも、理解しているから「分かっている」とは限りません。
表現できないから、伝える術を持っていないから「分かっていない」とは限りません。
元々「心の中の何か」は理解するものではなく、「感じる」ものです。
気が合うか合わないか、一緒にいれば「分かる」ものです。
言葉では表現できなくても「何か」が一緒か違うか感じ取ります。
動物的な感はアホな方が鋭いと思います。
IQの高い人はEQでも理解しようとします。
理解できる=分かる、になってしまいます。
人間、自分が分かっていると思うことは、それ以上「分かろう」とはしないものです。
つまり理解した時点で分かったつもりになってしまいます。

知識がなければ学べばいい。
本気で学べば知識を得るのにそれほど時間はかかりません。
でも、腑に落ちるという感覚、腑に落ちている実感を得るのは、早ければ一瞬、遅いと一生感じられないかもしれません。

どうしても理性や理屈が邪魔をしてしまいますが、知ったかぶりや理屈や理論で行動をやめていないか?
あれこれ考えずとりあえずやってみる。
EQを高めるというよりは、目の前の出来事に感じたままを感じたように行動する。
つまり「アホになれるかどうか」が大切だと思います。
賢い人ほど難しいでしょうけどね。

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