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2007年5月17日

本当の奇跡

先日、Mrマリックの超魔術をテレビでやっていました。
結構ああいうのは好きで、自分はMrマリックよりセロの方が好きですが、見ていると不思議な世界に引き込まれます。
「奇跡」というと、そういう世界に近いような不思議な出来事のように思いますが、本当の奇跡は実は毎日みんなが経験しているのだと思います。

朝起きて、仕事や学校に行って、大体いつもと同じような事をして帰って寝る。
大まかに言うとこれが「普通」の日常です。
そんな「平凡」な「普通」の毎日は何もなく過ぎて当たり前、欲を言えば何か違う「刺激」を求めていて、どちらかというと「平凡」な「普通」の日常に「不満」を抱いています。
不満を抱いているものに「感謝」の気持ちは生まれません。
不満とまで行かずとも当たり前のことは感謝とか関係なく、普通に当たり前です。

もし、家を出てすぐに事故にあい帰らぬ人となったら、その人の普通はそこで終わりです。
その家族や知人や友人の普通の日常が普通ではなくなります。
80歳を越えて殺されたり、火事や事故で亡くなったりという話が報道で流れると「平均寿命を80歳と考えて、80年の間に自分だけでなく、自分の周りで大きな悲しみもなく平凡に暮らせる確率って高いだろうか?」と考えます。
老衰という寿命ではなく、不慮の何かで自分や自分の身近な人が死んでしまうこともあり得ます。
いつ何時何が起こるかわからない世の中です。
実は何もない普通の日常が当たり前ではなく、何もなく普通で過ごせること、それが本当の「奇跡」なのではないかと思います。

こう言っている自分も、本当にそのことを実感できてはいません。
仕事ではさほど思いませんが、家では例えば「好きなおかずがない」という程度のしょーもない事に不満を感じたりすることがあります。
心底分かっていたらそんな事に不満の感情を持たずに、ご飯が食べられることだけで「感謝」の気持ちが持てるはずです。
今この瞬間も世界のどこかでは多くの人が餓死しているという事実を知っていても、腑には落ちていません。
まだまだです。

多分、どんな日常にも心の底から感謝の気持ちで過ごしていたら不慮の何かは起こらず、平和に穏やかな一生を過ごせるのだと思います。
自分の周りを平和で穏やかな世界にしたかったら、まず自分が平凡な普通の日常のすべてに感謝できるようにならなくては!奇跡を毎日起こせるように!

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