矛盾を受け入れる


昔、楚という国に、矛(槍みたいなもの)と盾を売っている人がいました。矛を紹介する時には「この矛はどんな盾をも突き破るくらい強い矛です」と言い、盾を紹介する時は「この盾はどんな矛にもビクともしない強い盾です」と言っていました。

それを聞いていた客の一人が「ではその矛と盾と戦ったらどっちのが強いんだい?」と聞いたら、その商人は黙ってしまいました。という逸話から矛盾という言葉が生まれたとされていますが、使う時の意味は「前に言った(やった)ことと今言っている(やっている)ことが反対のことを言って(やって)いる」「つじつまが合わない」「どっちもはあり得ない」「論理的に一貫していない」という感じです。

例えば、失敗しなければ成長しない上達しないと言われているのに失敗したら注意をされる。少しでも異常があったら必ず報告するように言われて報告したら「いちいちそんなこと報告しなくていい」と言われる。物事はしっかり考えろというのに考えすぎるなと言われる、というように「一体どっち?どうすればいいの?」と迷うことは多々あると思います。

物事を白黒つける、はっきりさせる、どちらが正しいか決めなければいけない場面もありますが、それらをはっきりしようということだけを考えると、例外やイレギュラーもあるので矛盾の壁にぶつかることになります。

人の性格で言えば長所と短所のように、物事には二面性があって、ある方向から見れば正しいことでも反対側から見れば間違っているということがあります。狭い範囲で見れば正解でも範囲が広くなればなるほど正解かどうかはあいまいになっていきます。

人のことや世間に対して矛盾を感じて腹の立つことや腑に落ちないことはあるかもしれませんが、矛盾を感じるということは、まだ視野が狭く、考えが浅く、許容範囲も小さい状態と言えます。

あいまいなことが悪いような感じもしますが、あいまいなことの判断をするというのは非常に難しいことです。どう判断するかは、その人の経験値や価値観、何よりも許容範囲の大きさを問われることでもあります。

矛盾を受け入れられない人が多い組織はルールがいっぱい増え、ルールで縛られることになります。矛盾を受け入れられるということは、ある方向に向かって一貫性を持って進んでいて統制も取れている状態で、でも、それぞれは自由ということだと思います。

世間のように人の細かいことをとやかく言うことなく、矛盾も許容して大きな心で過ごしていきましょう。

 

 

 

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