欲しい物は自分で取りに行く

一般的には最近の若者はあまり欲がないと言われます。そう言われる要因としては、多分子供の時から大体の欲しい物は手に入ってきて、子供の頃からそれほど我慢するということなく育ってきたからで、自分の子供達でも、自分が子供の時よりはかなり贅沢に過ごしてきていると思います。

今の大人たちも含めて、自分から欲しいものを取りにいくというよりも、与えられるものを待っている、与えられることに慣れてしまっているという感じがします。

何か不具合があっても、自分で努力して改善するのではなく、誰かに何かしてもらおうという気持ちが強く、へたをするとそれを人のせいにすることもあります。

物だけでなく情報も同じで、自分が知りたいことがあれば、自分で調べたり聞いたりすればいいと思いますが、教えてくれない・言ってくれないという方に視点がいって、結局、悪いのは教えてくれない相手になります。

これらの原点は、欲しい物は自分で努力して手に入れるしかない、という心構えや貪欲さが少なくなっているからだと思います。

今の時代は便利な世の中で、昔の人なら何日もかかったことや色んな人に聞いたり色んな努力をしなければできなかったことが、少しお金さえあれば、簡単に誰でもすぐにできたり手に入ったりします。

その分、時にはやりたくないことや嫌なことでもそれを通過しなければ手に入れられないものを手にするための努力や苦労みたいなことから逃げて、気持ちまで簡単な方、楽な方を選んでしまっていることが、自分の心を強くするという方向ではなく、人のせいにするという方向に進んでしまっている気がします。

努力する、頑張るという気持ちの前には、欲しい物は自分で取りに行くという欲が必要です。努力した人・頑張った人が報われる会社にしたいので、それぞれも努力や頑張りを惜しまない「欲」を持っていきましょう。

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