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2004年12月1日

コラム 2004年12月

2004/12/31 (金) 「大晦日」

今日で2004年も終わりです。
最近の大晦日の恒例は年賀状を書くことになってしまいました。
会社の年賀状は何とか25日くらいには出せましたが。

このホームページにリニューアルしてから、毎日10〜15人の人が訪れてくれています。
少なくてもコンスタントに見に来てくれていることが嬉しいです。
ありがとうございます。

ついつい何かいいことを書こうと思ってしまいますが、もともとは、まだ会社として何もこれといってアピールする事がないので、日々どんな事を考えて経営しているのか、少しでもカワキタの何かを感じてもらえればという思いから、コラムを始めました。

また、まだ無名の会社が何年か経って誰もが知っている会社になった時、どういう過程を経てそこに至ったのかの軌跡を残したいという思いもあります。

そんな意味で、来年はカッコつけずにその時感じたことを正直に表現していきたいと思います。

今年も一年お世話になりました。
ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。

皆様よいお年をお迎え下さい。

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2004/12/28 (火) 「簡単な事ほど・・」

誰でもその気になれば簡単に出来ること、それが簡単であればあるほど、それが出来る人とそれすらちゃんと出来ない人は大きな差がついていくようです。

例えば、自分で出したゴミはちゃんとゴミ箱に捨て、何かを使ったらちゃんと片付ける。靴を脱いだら揃える。
お金を財布に入れる時お札を揃えて入れる等々・・・。

自分自身、少し前まであまり気にしていませんでした。
というか気にはなっていても「そんな細かいことをいちいち言うのも・・」「別に直接仕事に関係あるわけでもないし・・」「どうせちゃんとやっても何が変わるわけでもないし・・」というような感じでいました。

ところが最近やはりこういう簡単な事こそ大切なことなんだと思い始めました。

そういう事に気が付きいつも同じようにやっていく人は自然と信用され、仕事にも恵まれていきます。
逆にそんな些細な事を気にしない人は何でもない事でミスをして信用をなくしていきます。

簡単な事をやり続けていくことは単調で面白くないことかも分かりませんが、それを積み重ねる事がやがて大きな事に繋がるのだと思います。

この数ヶ月、密かに財布のお札を揃えています。
そういう事に気を配れなければお金持ちにはなれないらしいので(^^)

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2004/12/27 (月) 「100回達成!」

斉藤一人さんの「100回聞きシリーズ」というCDがあります。

「ツイてる」という本にも一話だけ収録されたCDが付いているのですが、東京にある「ツイてる神社」に行くと4話入ったCDを、なんと105円(だったと思いますが・・)で分けてくれるのです。

先月末に「ツイてる神社」に行き、それから毎日毎日車の中で聞き、昨日すべてを100回聞くことができました。

「上級の話」「出しきる」「徳の話」「魂力」の4話で、それぞれに印象に残ったのは次のような事でした。

「上級の話」では、自分の機嫌を取るという事。自分がいつも上機嫌で楽しくしていて、いっぱい自分の中に上機嫌が溜まるといつかそれが溢れて周りの人にもその上機嫌を分けることが出来る。
これはお金も愛も同じ。

「出しきる」では、その人が持っている力をいつも出しきる事が幸運を招くという事。
これはよく自分も人に言っている事だったので、より自分の中の軸としてかたまりました。

「徳の話」では、徳を積む事をやるのと徳をなくす事をやるのとでは、いつか必ずその差が出てくるという事。
やはり普段からたとえ小さな事でも徳を積む考え方で行動していかなければと思いました。
自分的にはこの話が一番骨身にしみました。

「魂力」では、やはり魂のレベルがあるという事。
そのレベルを上げていくのは、いつも機嫌よく出来ることはベストを尽くして行い、人に喜ばれる事や人の為になる事をやっていくことが徳を積み、魂のレベルも上がるという事。

聞けば簡単な事ばかりですが、それが意外と実践出来ていない。
でもこれを実践していく事がこれからの道なら大変楽しみです。

100回聞いた人には弟子入りCDがあるらしいので、さっそく申し込もうと思います。

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2004/12/24 (金) 「メリークリスマス!」

今日はクリスマスイブです。
サンタも大忙しです。
去年、娘がお父さんのカッコをしたサンタに出会ってしまいました。
息子はサンタが届ける前に起きてきて玄関に置いてあるプレゼントを発見してしまいました。
日本人だから、宗教も違うからクリスマスなんて関係ないという人もいますが(そんな気持ちがわかる一瞬もありましたが・・・。)、一種のお祭りだと思えば、祭り事はたくさんあった方が楽しいです。
仕事柄、スタッフはイブも関係なく、夜も仕事ですが、いつか家族でゆっくりクリスマスイブを過す事ができるような環境にしてやりたいと思います。

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2004/12/22 (水) 「幸せを感じる心」

もうすぐクリスマスです。
最近はイルミネーションで飾っている家も増えてきました。
毎年我が家も少々のイルミネーションを付けているのですが、今年は室内のクリスマスツリーのみチカチカしています。

心が荒んでいる時は、そういうイベント物が楽しくありません。
逆に疎ましくさえ思います。

結婚式に出席しても、人の幸せを心から祝福する事も出来ません。

自分の心に持っていないものは感じる事が出来ません。
人の事を良く見えたり悪く見えたりしても自分の中に同じ物を持っているからそう感じるのです。

最近はテレビを見ていてもよく涙します。
特に家族愛的なものには非常に弱くなってしまいました。

でもそんな単純な事で涙できる自分が少し嬉しかったりします。

危機感を忘れてはいけませんが、生死の問題からいけばどうでもいいようなくだらない事に幸せを感じられる心の余裕を持ち続けられるようにしていきたいと思います。

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2004/12/21 (火) 「当たり前の事」

ここのところのコラムは少し考えすぎているような気がします。
何かいい事を書こうとしているような。
今日は少し肩の力を抜いてっと。

当たり前の事って、人によって変わります。
朝起きてすぐに歯を磨くのが当たり前の人と、朝食を食べてから歯を磨くのが当たり前の人がいます。
食べ終わった食器を流しまで運ぶのが当たり前の人とそのまま置きっ放しにするのが当たり前の人がいます。

どちらが正しいどちらが間違いという事はないのですが、人は自分のやっている事が正しいと思いがちです。
そんな微妙な当たり前の違いが、人間関係をややこしくします。

同じグループの中では、何を当たり前にするかが方向性を決める上では重要になってきます。
当たり前の基準を決める事とその調整をする事がリーダーとしての重要な役割だと思います。

簡単な事ほど無意識にやっている事なので変えるのは難しいですが、一つのグループで当たり前のラインが揃った時、そのグループは他と差別化できるのだと思います。

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2004/12/20 (月) 「教育」

中国の一部ではまだ反日感情を煽るような教育がされているようです。

普通は、学校で教育されたことは何の疑いもなく「正しい事」だと思っています。
でも本当はその国の指導者たちの都合のいい人間を作るための「教育」がされてきたようです。
歴史も起きた事は事実ですが、そこに付け加えられた意味は、その時の権力者の都合のいいような意味がつけられているようです。

中国や北朝鮮ほどではなくても、今までの日本でも「個を抑える」教育がされてきました。
みんなと同じが正解で、人と違う事は間違っていると。
少なからず自分もそんな考えを持っていましたが、何かおかしいと感じながら、でも、何かがわからずにモヤモヤしながら過していたような気がします。

そんな教育を受けてきたせいか「自分で考えて行動する」という人が非常に少ないように思います。

うちの社風的には、やるべき事だけちゃんとやったら後は自由気ままなのですが、最初の内は、ほとんどの人が考えて行動する事が出来ません。
よく考えれば分かる事を考えずにするから「はっ!?」というミスをやらかす場合もあります。

年齢的には大人でも精神的にはまだ子供です。

今はまだ学校教育を変えるほどの力はありませんが、うちに来た人間は一人前の人間に育てるという気概が必要だとつくづく思います。

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2004/12/17 (金) 「信用調査」

初めて信用調査を受けたのは、今から3年ほど前でした。
あまり聞かない社名の会社でしたが、色んな質問に答えるというスタイルで調査が進んでいきました。

最後の方にその会社の発行する情報誌を進められ、断るとそそくさと態度悪く帰っていき、「これは信用調査という名の詐欺だな」と思いました。

その後も、T商工リサーチとTデータバンクという調査会社の調査を受け、「本当にうちを調べたいところがあるの?」と半信半疑でしたが、実際に調査を依頼したところがあることを今日知りました。

依頼した会社の担当の方にお聞きしたのですが、調査結果を受けて、その理由だけで、直接取引は見合わせるという事になったとの事でした。

過去の業績を見たのか規模をみたのか分かりませんが、現状ではやむを得ないのかと、変に納得していました。

ただ、そういう評価を受けたことが逆に自分の中の炎に油を注いでくれたという感じがしています。

大きくなることや有名になることは目的ではありませんが、自然とそんなことがついてくる会社にしたいと思います。

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2004/12/16 (木) 「動く」

物事はひとっ飛びには進まないのは十分理解しているのですが、思ったように進まないと焦る気持ちが出てきます。

ここのところイメージが膨らみすぎて、今やるべきことをやっていないのではないかと自分に焦っている気がします。

こんな時は、ゴミを片付けたり、草を刈ったり、ただ動く。
そうするとまた何かが進みだすはずです。

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2004/12/15 (水) 「懐に入る」

この数年色んな会合に出るようになりましたが、自分の知っている人ばかりがいる空間は気楽に楽しめます。
逆に知らない人が多いとなかなか自分を出せずに終わってしまう事もあります。

少し前までは、知らない人が多い会合ではあまり自分を出さずに、ただ参加しただけという事が多かったのですが、最近は意識して自分を出すように心掛けています。

人間居心地のいい場所にいるとついついあぐらをかいてしまいます。
でもそのままでは成長する事は出来ません。
自分から居心地の悪い空間に飛び込む事も成長するためには必要です。

自分自身、相手の懐に入るのが得意な方ではありませんが、勇気を出して入ってみると意外と心地のいいものです。

今日は同友会という会の忘年会があったのですが、そんな事を意識して参加しました。
最初はほとんどが知らない人達でしたが、終わる頃には数人の人と自分の本音で話する事が出来、飛び込む事の大切さを実感できました。

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2004/12/14 (火) 「仕組み創り」

何も言わなくても誰もが同じ事が出来ればマニュアルは必要ないのですが、基本的なやり方がわからなければ、良かれと思ってやった事もミスやトラブルの原因になるので、やはりマニュアルは必要です。

しかし、マニュアルに頼りすぎると、そのマニュアルの奥にある意味(なぜこの内容のマニュアルが作られたのか?どういう効果が出ればいいのか?等)を見逃し、形だけマニュアル通りにやった事が、クレームを招く場合もあります。

また、マニュアルに重きを置いてしまうと、次から次へとマニュアルが必要になってきます。
指導する時には、「なぜそれをするのか?」「どういう結果が得られればいいのか?」という事も説明した上で、本質的な意味を理解させる必要があります。

意味を理解して他にも応用できる人財を育てられるかどうかが、企業の盛衰を分けることになります。

そういう人財に育てられる魂のこもった仕組み創りを考えている日々です。

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2004/12/13 (月) 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」

家族でテレビを観ている時、番組で出た言葉や出来事をよく「○○ってどういう意味?」と子供たちに聞かれる事があります。
普段からよく聞く事や出来事でも、いざ質問されると答えられない事が結構あります。

夕べも「戦場のピアニスト」という映画を観ていた時「なんでユダヤ人が殺されるの?」と聞かれ???になってしまいました。

子供達がもっと小さい頃はそのまま適当にごまかしていましたが、今は調べてちゃんと答えるようにしています。
そうすることで自分も勉強になります。
知らないことを知らないままにしておくのはもったいない事です。
ましてや知らないくせに知ったかぶりをするのはむちゃくちゃ損な事だと思います。
知らないことは知らないと言えた方が成長できます。
疑問に持った事は、その都度その都度、解決していく。その積み重ねが大きな差になるのだと思います。

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2004/12/10 (金) 「学べる能力」

最近、メールで紹介されていたり、本屋にいくと読みたい本がたくさんあって、まだ読んでいない本があるにも関わらず、ついつい買ってきてしまいます。

でもなかなか読む事ができず、読まない本が溜まってくると、読みたい本が出てきても「また今度にしよう」と買わないようになってしまいます。

十年ほど前、今のような状態になった時期がありました。
それまで、年に1冊の本を読むか読まないかという程度だったのが、週に5〜6冊は読むようになり、そんな状態が1年程続きました。

その後また、ほとんど読まなくなっていましたが、最近また読書の虫になっています。

自分の場合、あまり読書をしない時は向上心がない時のようです。
そんな時は意外と「書いてある事は分かっている事ばかりで、何読んでも一緒やわ!」くらいの事を思っています。

振り返ってみると学べなくなっている時は成長できない時期のようです。

実際、成功していると思われるレベルの人達が共通していえるのは、誰からでもどんな事からでも学べる能力があるという事のようです。

「学べる能力=謙虚な気持ちの持ち主」ではないかと思います。

ついついわかってしまいがちになってしまいますが、謙虚に教わるという習慣を身に付けたいと思います。

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2004/12/09 (木) 「売り上げの壁」

商売しだすと売り上げの壁をよく聞きます。

まずは年商一億円。
次が三億円。
その次が五億円。
残念ながら身近に見聞きするのはこのレベルなのでその次の壁はわかりませんが、大体それぞれを越える前に壁があるようです。
小学生から中学生に、中学生から高校生に変わるように、それぞれの壁を越える前と越えた後はステージが違うのだと思います。

一億の壁・・・自分だけが頑張って稼ぐというステージから自分以外の人も使って稼ぐというステージに変わる。

三億の壁・・・とりあえず人を使って仕事をしていたというステージから組織的な仕組みを作り人を動かして仕事をするというステージに変わる。

五億の壁・・・自社ブランドがなく他者依存型で事業をしてきたステージから、自社ブランドを確立し営業力で事業を展開するステージに変わる。

細かく言えばその中に理念が必要であったり、教育が必要であったりしますが、周りをみていると大まかにはこんな分類になると思います。

それぞれのステージで戦う準備が整ったら、金銭的な規模は自然と伴ってくるようです。

うちはというとようやく一億の壁を突破したところです。この壁を越えるのに約三年という歳月が過ぎました。
最近まで漠然と「大きくなればいいなー」と考えていた程度だったので、やはりそれなりだったのだと思います。
ただ、ずっと五億を越える事の出来るステージで勝負する勉強をしているような気がします。

ようやく現実は現実、目標は目標と認識する事が出来てきたので、出来る事から一つずつ五年以内に現実とのギャップを埋めようとしています。

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2004/12/08 (水) 「絶対にあきらめない」

経営者の人と話をしていると、ほとんどの人が自分ところのスタッフに「やりがいを与えたい」「高待遇にしてやりたい」と思っています。
そんな思いとは裏腹に「思うように動いてくれない」「うちら位の規模ではいい人材は集まらない」「理想はそうだけど現実は無理」等、諦めにも似た思いも持っています。

自分以外の人を動かす事は決して容易な事ではありませんが、途中であきらめたら何も出来上がりません。

人は本来、相手を思いやるという気持ちを持っていると思います。
その思いやりが人を動かす事の邪魔をします。
正確には相手の事を思っているつもりが、実は自分に都合のいいように相手の事を思っているだけなのです。

「こうしたら相手は喜ぶかな?」「ここまでしたらこうしてくれるかな?」「この前こうしてあげたから今度はこうしてくれるだろう」
その通りにいかないと相手の事を悪く思い、相手を基準に考えすぎるあまり自分を見失う事さえあります。

相手がどう思おうが、どう捉えようが、周りのすべての人が敵に回っても絶対にあきらめないという信念が、何かを変えていきます。

日本一HAPPYな運送屋になる為にやらなくてはならない事が山ほどあります。
色んなジレンマはありますが、誰が何と言おうと絶対にあきらめずに進みたいと思います。

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2004/12/07 (火) 「信用力」

今日、ある人の紹介である会社を尋ねました。
直接すぐに仕事の話という訳ではありませんでしたが、紹介していただいた人の信用力を感じました。

当たり前の話ですが、信用というものがあって仕事が成立していきます。
信用を築くのは長い年月と努力が必要ですが、失うのは一瞬です。

今回のように誰かの信用の元に自分の信用がある場合、もし自分がその人の信用に見合っていなかったら、自分の信用だけでなく、紹介してくれた人の信用まで失う事になります。

自分の事が予想通りの評価であり、これが仕事に繋がり、うちのスタッフが業務をするようになると、そのスタッフの行動や言動が信用を深める事もあれば、信用をなくす事もあります。

大きな組織でもたった一人の行動で、信用をなくします。

一人一人の行動が本人には直接関係のない人の信用に繋がっている事をしっかり伝えていく共育をしていかなくてはと思います。

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2004/12/06 (月) 「本気度」

何かをやろうと思ったら、どこまでやるか?どんな形にするか?
等、目標なりイメージなりを描きます。
そしてその目標に向かって進んでいくのですが、達成する前に途中でやめてしまう事も多々あります。

達成出来るか出来ないか明暗を分けるのは本気度度合いです。
当然、本気度が強い程、達成する確率は上がっていきます。

自分自身、何度もやろうと思いながら、今だに達成出来ていない事がたくさんあります。
そんな事を一つずつやり遂げていこうとしている最中です。 どんな反発を受けようとも必ずやり遂げるという本気度を試されている気がする毎日です。

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2004/12/03 (金) 「共育」

大体の事業は最初は一人で始め、信用や実力がついてくると、一人ではまかないきれない仕事量になり、人を雇うことになっていきます。

仕事が勢いで押していけるうちはいいのですが、やがて行き詰まりを感じます。
自分だけなら簡単な事もそれを同じ思いで誰かにやってもらうというのはなかなか難しいものです。

私も最初の頃は「自分の分身が作れれば、もっと簡単にいくのに!」とイライラばかりしていました。
でもそれは現時点では不可能な事。誰かを同じような思いで動いてくれるように育てるしかありません。

でもその育てるという事が分かりません。
どうしても「やらせる」「させる」という方向に進んでいってしまいます。
そうなると悪循環。
指示される側は納得せずに「やらされる」から「なぜそうするのか?」という本質に目を向けず言われた事だけをやる。
そうするとちょっとパターンが変わるとわからなくなり、気配りのない行動をしてしまい、トラブルになってしまいます。

トラブルが起きるからまた規則や規制を作る。
いつしか考えない人間が出来上がります。

ある程度の年齢になり、そこそこの会社で経験を積んできた人が、うち位の規模の会社にきてもあまり期待出来ません。
仕事の部分部分には長けていても、全体の流れを考える行動が出来ない人が多くいます。
そのくせ変なプライドが邪魔をして、自分で自分の成長を阻んでしまいます。 誰も自分を変えてはくれません。
自分で変わるしかないのです。

人は子供を持つと立場上は親になります。
でも中身は親ではありません。
子供を育てていくうちに自分も親として育っていくのです。

それと同じで部下を持って初めて上司に、社員を持って初めて社長にはなりますが、上司や社長って本当はどんなものなのかわかりません。
部下・社員を育てているつもりが、実は部下・社員が上司・社長として育ててくれているような気がします。
ありきたりな言葉ですが「共育」でしか、人を育てる事は出来ないと思います。

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2004/12/02 (木) 「自信と驕り」

最近「調子よさそうやねー。」とか「幸せそうやねー。」というような事をよく言われるようになりました。
自分でも自信を持てているという事を感じています。

それはそれで大切な事ですが、自信も過剰になると、自慢から傲慢になります。
自分ではそうならないように意識していても、何もかもが順調にいくと知らず知らずに驕りが出てくると思います。

そんな時に注意してくれるような人が周りにいるように家族・友人等、普段からそういう人間関係を築いておく必要があります。

お互いの関係が近ければ近いほど素直には聞けないという事もあるので、なるべく幅広い範囲で関係を築く必要があると思います。

幸い今の自分にはそういう人が周りにいるという事に感謝し、いつまでも聴く耳を持った自分でありたいと思います。

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2004/12/01 (水) 「情報発信」

早いもので今年も残り一ヵ月になりました。
年々月日の流れが早く感じるのは年を重ねていくせいでしょうか!?
このコラムを始めて四か月が経過しようとしています。
時々、何の為に続けているのだろうと考える事があります。

約10年位前に初めて情報発信をしました。
何かを変えたいという思いとこんな事考えとる川北という奴がおるんやという事を知らしめたくて「縁コロジー」というものを作りました。
でも自分でイメージする程、全然人間が出来ていなくて、一年で三号しか発信出来ませんでした。

次は、スタッフに対して自分の思いを伝えたくて「HISTORY」を作りました。
思いとしては今と変わらないものはあったのですが、その思いを継続的に語る程の熱さはなく、一年に一回位の情報発信になりました。

その次に一年半程前、スタッフの意識を変えようとメールによる情報発信を始めました。
これが予想外に自分の成長を加速させたような気がします。
情報を発信する意味、それを続けていく上での思考力・表現力・文章力、あとになればなる程ボディーブローのように効いてきました。

そしてこのコラム。
時々「社長のコラム読んでるよ」ていう人達がいて、面と向かって言われると気恥ずかしいですが、嬉しくもあります。
「縁コロジー」を出した時のように「川北ってこんな奴やぞー!カワキタエクスプレスってこんな会社なんやぞー!」っていう気持ちを大いに持ちながら、でも言う事とやっている事が早く一致出来るポジションに持って行く為に追い込む気持ちもあり、また秘かにいつか本を出版出来るように練習のつもりもあり、何とか続けられています。

最近もう一つの意味に気が付きました。
それは、写真と同じという事です。
旅行に行ったり何か楽しい事があった時、写真を撮ります。
何年かしてその写真をみるとその時の思い出がよみがえります。
別に写真がなくても思い出は作れますが写真があった方がより鮮明に思い出されます。
それと一緒で日記のようなものを残しているとあとで読み返すとその時の考え方や精神状態まで思い出す事が出来ます。
同時に自分の体験をより鮮明に残す事で後輩達の心の支えになるかもしれません。

見えるものを残すのが写真だとしたら、見えないものを残すのは言葉なのかもしれません。

昨日から給料明細と一緒に筆書きで手紙を渡すという、また新たな情報発信を始めました。
自分の周りだけでも穏やかで平和で愛に満ちあふれた世界になるまで思いを伝え続けたいと思います。

かなりナルシストかも!?

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