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2004年4月12日

自分自身へのメール 2004年4月12日〜30日

2004/04/12 (月) 「イラクの人質について」

イラクで日本人3人が拉致されるというショッキングな事件が起きました。
「3日以内に自衛隊を撤退させないと人質を殺す」という内容ですが、自衛隊の撤退はありえないと思います。
もしこれで撤退したらテロに屈する事になり、今後も日本に対して同じような方法でテロが起こるでしょう。
しかし、もし自分の子供が人質になったとしたら・・、普通に生活していてそうなったのなら、政府にお願いするでしょう。
でもそういう所へ覚悟の上、行き・送り出したのなら、今回の事態は迷惑をおかけしてすいません、になると思います。

今回の事で一人一人の個人としての責任の重みを痛感しました。
どこでどう迷惑を掛けるかわかりません。

自分の行動も確認しながら、子供達にも、責任と覚悟の意味を教えていきたいと思います。

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2004/04/13 (火) 「自分らしさ」

昨夜、TVで浜崎あゆみのドキュメントを放映していた。
正直「すごい!」と思った。

若干25才で背負うものの大きさを認識し、受け入れ、自分を確立していると感じた。
自分の好きな矢沢永吉とオーバーラップしてみえた。

お互い共通しているのは常に「自分」を追求しているところではないかと思う。
素直にまっすぐに自分に正直に生きようとしていると感じる。

人の数だけそれぞれの生き方があり、価値感があり、存在の意味があると思う。
自分も常に自分らしくありたいと思う。
でも時々自分が見えなくなる時がある。
考えてみるとこの数日、自分がみえなくなっていたのかも知れない。

25才の小娘に負けている場合ではない。
自分を確立してやるぞー!

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2004/04/15 (木) 『期待』

期待するというのは、誰かの事を良く思い頼りにする事で、悪い事ではなく、むしろいい事だと思っていた。
しかし最近、自分で思っている期待する気持ちは自分にも相手にもよくないと感じた。

期待する側は相手の事を良くみている。
期待される側は良くあろうと頑張る。
でも期待する側は相手に何かを求めている。
求めていたものが得られない時、がっかりする。
「期待していたのに・・」と。
「あることが生じるのを心待ちにすること」(国語辞典より)これが期待の意味らしい。

誰も自分以外の人間を変える事は出来ない。
でも自分が変われば相手も変わる。

「時期を待つ」事が「期待」である。
「相手の長所に目をやり、時折アドバイスをしながら、相手のペースで成長を見守る」それが本当の「期待」だと思う。

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2004/04/16 (金) 『侠気』

「侠気」と書いて「おとこぎ」と読む。
意味は「自分を犠牲にしても他の為に尽くそうとする気性。正義を貴び、弱い者を助けるという心意気を持つ人」
この一年弱、この言葉を噛み締めながら、そういう男でありたいと思い続けてきた。

その前の約2年間は封印したい位情けない自分であった。
ある日ふと何かを忘れていると思い浮かんだ言葉が「侠気」だった。

人間その気にさえなれば、いつでもなんとでもなる。
そんな事を再確認し自分の血や肉になってきたと思える一年弱でもあった。

すべては自分の「気」次第である。
誰のせいにも出来ない。
自分の周りに起きる事・感じる事、すべてが自分次第である。

そう思う事は一見すごく大変な事のように思うが、実は、大変「楽」な生き方だと思う。
なぜなら自分の人生、自分の思い通りに生きられるのだから・・。

「侠気」を心の羅針盤に、男の中の男になりたいと思う。

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2004/04/19 (月) 『本』

振り返ってみると、色んな本との出会いが今の自分を形成している。

一番元になっているのは本宮ひろ志の漫画である。
単純に主人公に憧れ、そうありたいと思ってきた。
漫画以外では「リンカーンの伝記」矢沢永吉著「成り上がり」D.カーネギー著「人を動かす」に影響を受けた。
恥ずかしながら、26・7才の頃までは、本棚に並ぶのはほとんど漫画本であった。

ある日、転機を迎えた。

商売を始めて、初めての挫折。
何か自分でしたくて、たまたまバイトで始めた宅配便の配達で独立した。
その頃はやりがい=お金だった。
それまでのサラリーマンの時には扱えなかった金額を手にする事が出来た。
時、バブルが弾けた?頃。
株や先物に手を出した。
損失150万、失敗した。
自分は何をしているのだろう?
頑張って働いてきたのは何の為?
そんな思いが交錯した。
そんなある日、何気なく寄った本屋で手にした本、船井幸雄著「人間の研究」だった。
衝撃を受けた。
それまでの自分のモヤモヤした思いがひとつずつ確信に変わっていった。
船井氏の他の著書やその中で紹介されている本、片っ端から読んでいった。乾ききったスポンジが水を吸収するように、脳みそが吸収しているように感じた。
週に5・6冊は読んだだろう。

その後、「バシャール」「神との対話」最近では「ユダヤ大富豪の教え」が自分を導いてくれる本になった。

最近おもしろい事に気が付いた。
やる気をなくしている時・今で満足(よりよくありたいと思わない)時は、ほとんど本は読まないようである。
今は読みたい本がいっぱいある。
常に向上心は持ち続けたいと思う。

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2004/04/20 (火) 『テレビ』

今朝、テレビの番組宣伝をみて、ふと思った。
「テレビの影響ってすごいな」と。

自分の子供の頃は、ホームドラマ・メロドラマ・青春ドラマ等の人が殺されないドラマが多かったように思う。
サスペンス劇場的な番組が多くなってきて、「こんな番組ばかりしとったら殺人が多い世の中にならへんのかなー?」なんて家族で話していたような気がする。

だからかどうかは定かではないが、殺人事件がない日はないという位、そんなニュースが伝えられる。

人間の行動を決定する思いの元は、無意識である。
無意識に蓄積された思いが無意識のままに形に表れる。
その事を理解し、意識的に生きる事が大切だと思う。

楽しい・感動する・夢がある、そんな番組ばかりになったら、世の中も変わるのではないかと思った朝だった。

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2004/04/21 (水) 『素直』

聞いた事・見た事・感じた事を、自分の固定観念や解釈は何も加えずそのまま受け入れる事、また、感じた事を感じたままに表現する事が素直だと思うが、いつも素直でありたいと思いながら、まだまだ自分の観念が邪魔をする。

誰に対しても何か自分で分析しているような気がする。
相手のすべては受け入れないで、自分のすべてを受け入れてほしいと願う。
娘達に自己中だとよく言われるが、まさにその通りなのかもしれない。

とは言うものの、本人は結構素直だと思っているので、本当に素直な人間になるには、まだまだ道程は長い。

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2004/04/22 (木) 『頑張る』

頑張る人と頑張らない人、どちらの方が多いだろう?
多分、本人的には頑張っている人の方が多いと思う。
でも自分が思う程、周りから評価を得られないのが現実ではないだろうか?
周りでも頑張っている人はたくさんいるが、頑張っているのはわかるので、なかなかいえないが、何かポイントがずれていると感じる事が多々ある。

頑張り>結果だが、努力=結果である。

自然の結果は公平で正確である。
結果の為に何かをするのではなく、何かをした事が結果になる。

どうありたいかをイメージし、今出来る事を自分なりに精一杯努力する。
努力は必ず報われる。

頑張るのは止めて、自分らしくある努力をしてみてはどうだろう?

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2004/04/23 (金) 『自己責任』

イラクの人質事件以来、「自己責任」という事が頻繁に言われている。
あの事件は、当事者の周りが助けを求めてしまった。
その他の人達もどうするかを政府に求めた。
求めずとも最善を尽くしたと思うが、求められる筋の話ではなかったのでは?

今回の事はさておき、自己責任がとれない人はたくさん存在する。
そもそも責任という事まで考えて行動していないと感じる事が多い。
そのくせ、自分の事は棚に上げて人の事はあれこれ。
まだまだ自立していない大人が多過ぎる。

自分もそんな事もわからず、長い間過ごしてきたが、経営者としては、色んな場面で色んな責任を取る覚悟が必要だとつくづく感じる。
「他者責任」をどこまで「自己責任」と思えるかで経営者としての器が決まる。
経営者の器=会社の器、スケールの大きい人間になりたいと思う。

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2004/04/26 (月) 『遊び』

何事にも遊びは必要である。
車でもハンドルやアクセル・ブレーキにも遊びがないと運転し辛い。
遊び=余裕・ゆとりである。

仕事でも何もかもビシッとちゃんとキッチリでは生産性も落ち、コストもかかる。ポイントを押さえた上での抜き所が大切である。

世の中余裕のない人が多い。
その上やるべき事もちゃんとされていない。
ギスギス・カラカラした感じがする。

遊び心を忘れず、それでいてプロフェッショナルな仕事を心掛けたい。

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2004/04/27 (火) 『期限』

子供の時からそうだが、あまり余裕を持って計画的に行動しない方のようだ。
勉強するのはテストの前日、旅行の準備も前日か前々日、プレゼントを買いに行くのも当日か前日。

今日はプレゼンをする日。
本当は2週間前にあるはずだった事が遅れて今日になったのに、この数日で慌てて準備で、昨夜はほぼ徹夜。
もっと早く準備しようと思いつつ、なぜかいつも慌てる。

したいと思う事、やらなければと思う事、なかなか進まない。
いつまでにという期日を設けなくてはと思う今日この頃である。

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2004/04/28 (水) 『プロ意識』

今の仕事を選んだのはなぜですか?の問い掛けに「ただ何となく」「たまたま」という人も多いと思う。

「たまたま」その仕事に就いている人でもお金を払う人からみたらその人はプロという目でみる。
どんな仕事でも人の役にたつからお金がもらえる。
それぞれの立場でどうしたら相手を喜ばす事ができるか?どうしたら相手の手助けができるか?を考えベストをつくした事の見返りとして報酬を得る。

病気で苦しんでいる人を助けたいから医者になり、安全で犯罪のない世の中にしたいから警察官になり、おいしいケーキを食べさせてあげたいからケーキ屋さんになる。
こんな当たり前の事を忘れて、稼ぐ為・儲ける為に仕事をしている。
本末転倒である。

ただ単に会社を大きくしようとは思わないが、より多くの人の役に立てるような企業を目指していきたいと思う。

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2004/04/30 (金) 『原因と結果』

良くも悪くも、世の中自分の思い通りになる。
自分が何かをしてきた結果が今という時を作っている。
ちゃんとひまわりの種を蒔けばひまわりが生えて、あさがおの種を蒔けばあさがおが生えてくる。
逆にひまわりの種を蒔いたのにあさがおが生えてくる事はまずあり得ない。

でも時々「どうして?」という事もある。
それは自分で気が付いていないだけで、やはり自分が原因である。
自分を突き詰めていくと必ず答えは見えてくるはずである。

今までたった一度も自分に嘘をついたり、誰かにいじわるな感情をいだいた事がない人はまずいないと思う。
誰かを傷つけたら、廻り回っていつかは自分も傷つく。
誰かに迷惑をかけたら必ず自分に迷惑のかかる事が起きる。
それがすぐ起こるとは限らない。
忘れた頃に思いもしない形で表れる事もある。
今、自分がした事が、年をとって自分が死ぬ間際に孫に何かあるかもしれない。

未来に後悔しないためにも、素直に正直に正々堂々と今を生きる。
日々をそう生きた上で何を目指すか?本気で信じれば目指した未来はもう手の中にある。

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